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PRS(Paul Reed Smith)のシングルコイルモデルは
過去にEGシリーズなど何機種かあると思いますが、
その中でも弾いてみたかったのが、今回ご紹介する
DC3
です。
先日、当ギター教室にやってきてくれました。
適度に弾き込まれた感じがするのですが、フレットの減りは少なく
非常に状態が良いです。
サイズ感といい、ストラトをかなり意識したモデルですね。
このDC3ですが、2011年から数年だけ製造されていたモデルで
塗装はV12が採用されております。
このV12塗装ですが、何と!ニトロセルロースとアクリルとのハイブリッド塗装なのだそうです。
極薄なのに、物凄く耐久性があって綺麗。
12年の歳月をかけて開発しただけあって、凄い塗装です。
まぁ白濁し易い以前の塗装はちょっと残念なイメージがついてしまいましたものね・・・( ;∀;)
昔のPRSは結構リフィニッシュした物があるんじゃないでしょうかね?
USEDで余りにも塗装が綺麗な場合はもしかしたら・・・です。
ボディーはアルダー、ネックはメイプルで、ローズ指板です。
とにかく、今はアルダー+シングルコイルにこだわっている感じです。
何かストラトはアッシュじゃない感じなのです。自分の中で・・・
さて、DC3ですが、弾き込んでみた感想は
いやいや!これはもうメインギターでしょ!?
本当にそれ程良かったのです。
最近までSuhrやTom Andersonのストラトを所有しておりましたが、
それらよりも全ポジションで「しっかり鳴る!」のです。
この鳴りはちょっと衝撃でした。
これまでに感じた事がない程のしっかりした鳴りです。
勿論しっかりしたピッキングが出来ないと、
その秘めたる全てのポテンシャルを発揮するのは難しいかもしれませんが、
とにかくどんな太さの弦を張っているのか分からなくなる鳴りです。
弾いていて感じるイメージを言葉にするのは難しいのですが、
弦とネックが物凄い力で引っ張り合いをしている感じです。
ネック自体が物凄い剛性感で突っ張っている感じがするんです。
結局、しっかり鳴るので、そう感じるのだと思います。
実際弦は10-46のゲージなのですが、
もう1,2ランク太い弦に感じます。
でも張力自体は10-46のそれですので、
特別テンションがきつい訳ではないのです・・・
でも太い弦みたいに鳴る・・・
騙されてるみたいです。
でも良いギターってそういう錯覚を起こさせますよね。
これまでも何度か経験があります。
で、早速恒例のバラバラ事件・・・
ほう~~~ピックアップはボディー直付けでピックガードには
付いていないのだな。。。
ピックアップのザグリは通常のシングルコイルも収まる大きさです。
この辺は改造のやる気が出て来ます(笑)
ピックアップは513でお馴染みの形状ですね。
同じ形状でもパワータイプは数種類あるみたいです。
マグネットが弦ごとに別々なのか????
ピックアップ表面に凹凸がないので、
ピックが引っ掛かる事がありません。これミドルは特にポイント高いです!!
普通のシングルよりも全長が長いので、
サイド部分の突起を邪魔に感じる人が居るかもしれませんが、
ピックアップ本体をそんなに上げなければ全く問題ないと思います。
ネックジョイント部:
ネックのエンド部分は下7,8ミリくらいだけが触れるだけの形状。
ネックエンドはピッタリと密着しています。でも7,8ミリだけね。。。
このエンド部分もそうですが、
何かネックサイド部分もそんなにタイトにはまってなくてですね。
コピー用紙が入るくらい隙間があるのですが、
もうこれを見ていると、ガチガチに隙間なく作らないと良い音でない!
みたいな事が本当に馬鹿らしく思えて来ます。
キチキチにしないといけないのなら、
どうして隙間ありまくりのヴィンテージギターが良い音するのか
教えて欲しいです。逆に遊びが足りないのではないですか?
色々な意味で・・・(*^^)v
とにかくもうギター選びの際にスペックとかそういうのに振り回されるのはやめましょう(-_-メ)
ネック材は柾目!木目が縦になっているでしょ?
これが柾目です。横なら板目かな?
ネックは柾目が良い!と言われますが、一概には言えないみたいですよ。
確かに縦方向の剛性はありますが、横にねじれが起き易いとか・・・
とにかくネックは現状で状態が安定しているかどうかが大事じゃないですかね?
木目の向きじゃなくて・・・(*^^)v
とまあバラバラ事件も無事に解決しまして、またまた弾き込む訳です。
気になるのがピックアップのパワー感とか音質だと思いますが、
パワーは控え目で、パワフルではありません。
きちんとシングルコイルにしか出せない高域成分がしっかり出ます。
でもトラディショナルなシングルコイルに比べると音が太いです。
以前持っていたSuhrのV60とかにも同じ様なものを感じましたね。
でも、こちらのDC3のシングルの方がシングルコイルらしい音色です。
好印象!
ハーフトーン時の音もシングルコイルの良いシャリシャリ感が味わえます。
でも音はやや太いままなので、ペラペラで頼りない感じがありません。
これも好印象!
ディストーションサウンドでもパワー控え目ですので、
ピッキングのニュアンスがきちんと出力されます。
音が潰れてブーミーになる感じがありません。
リアだけでもトレブリー過ぎずに十分使えます。
とにかく1弦の鳴りが驚異的で、単音メロディーなどを弾く場合も
躊躇なく1弦を多用したくなります。
ヤワな感じがないのです。
ネックやフレットの状態が良い事も勿論ですが、
それだけではこのしっかりした1弦の鳴りは得られないです。
どんなに擦り合わせしても無理なギターは無理です。
後はサスティーンも自分で組んだストラトの2倍くらいあるかもしれません。(@_@)
でもきちんと木の鳴る感じがするサスティーンですので、
嫌味がありません。
その他、右手指弾きの時のサウンドにもびっくりしました。
弾いた瞬間に想像を超えた存在感のある音が出て来ます。
ピック弾き以上に指弾きが楽しいのです。何なんだこれは・・・!!
フレットもミディアムジャンボサイズで運指は非常に楽。
ウーン。。。欠点がない・・・
これはメイン変更や!!!
と思ったのですが、当方、どうしても我慢出来ない点が
弾き込むうちに出て来ました。
そう!
ネックシェイプとナット幅!
です。
このDC3ですが、ネックシェイプは
Pattern Regular となっていて、3タイプあるネックシェイプの中で
一番ナット幅が狭いタイプ・・・
厚みもそこそこ・・・
PRSのネックシェイプは以下の3タイプです。()内は以前の名称です。
Pattern、(Wide Fat):幅も厚みもあるタイプ
Pattern Thin、(Wide Thin):幅はあるが、薄めのタイプ
Pattern Regular、(Regular):ナット幅は狭めで、厚みは数字上はあるのだが、あまり肉厚には感じないタイプ
もうね、当方、ナット幅が狭いというか、ローポジションの弦間が狭いギターは
上手く弾けないのです。
何度もブログでも書きましたが、オープンコードを多用して
色々弾きたい時って、弦間が狭いギターで皆さんどうやって弾いているんですか??
あの手の大きい欧米人ってどうやってあの狭い弦間で弾けるのでしょうか?
(アンディーティモンズモデルなんて、ナット幅40mmとか41mmじゃなかったかな・・・?)
すぐに隣の弦に指が触れてしまい上手く弾けないのです。
注意すれば弾けない事はないですが、広い弦間のギターの数倍気を遣います。
これ物凄く疲れるのです。
まあこれは当方の好みですので、勿論このDC3がダメな訳ではありません。
とにかくこのナット部のネック幅と弦間はもう絶対に譲れないのです。
ネックグリップの太さも、肉付きが良くないと左手の踏ん張りがきかない・・・
困ったものだ・・・(+o+)
どうしてWIDE FATのネックで
作ってくれなかったんだ!!(+o+)
今手元にあるシングルカットのPRSはこのWIDE FATで物凄く良いのですよ。
ネックがね。。。(+o+)
このネックの事が原因で、ここ数日、物凄く落ち込んでいるんですよ・・・
という事で、今回は
メインギターにしてあげられなかった名器DC3のお話でした。
このギターは是非生徒さんのどなかたに使っていただきたいですね。
こういうギターは色々気付かせてくれるんですよ。
良いギターです。
気になる方はレッスン以外でも構いませんので、お気軽にお越しください。
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今回も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
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■私が現在使用しているピックはD'Andrea ( ダンドレア ) / RADEX RDX551 1.25になります。
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DC3メイン機です。
きちんとストラトの音がして、鳴る鳴る。
暴れ感は少なめなので、
扱いやすくてどこにでも持っていける一本ですよね。
ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
DC3は良く出来たギターですね。
私のDC3は生徒さんのもとに嫁いで行きましたが、
まさにどんなジャンルにでも対応可能な万能なサウンドでした。