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Suhrでもトムアンダーソンでも満足できなかった当方が
2本共売却し、次に手に入れたギターは
「J.W.Black Guitars」!!!
ご存知の方にとってはもはや説明不要の名ギタービルダーのJ.W.black!!
Fenderでも世界初のシニアマスタービルダーとして多くの実績を残された方です。
この方が製作したギターを一度は所有してみたかったのです。
いつも言っておりますが、当方は楽器店やショップで舞い上がった状態でちょこっと弾いただけでそのギターの事が全て分かった様な気になってネットで色々な事を書く事はなるべくしたくないのです。
本気で弾いてみたいギターは実際に自分の物にして、徹底的に調整してから弾き込んでみます。
「長く付き合いたいギター」は弾き込めば弾き込む程、その手に伝わる感触、鼓膜に伝わる音色の感触のレンジが増して行きます。弾くフレーズ、弾き方によって数えきれない程の音色のカラーを魅せてくれます。そして、最後にはその魅力は全て把握できない際限ないものだと気付きます。それが長く付き合いたいと思えるギターです。
そうでないギターは最初は舞い上がって「最高!!」とか心の中で叫んだりしますが、色々弾き手が変化をつけても、それに反応してくれない場面が多く、変化のレンジが狭い為、あっという間に「飽き」が来ます。
簡単に言えば、「何をやっても変化が想定内、いや、想定内以下?」なのです。まあこの辺の感じは文章では上手く表現出来ませんね(*_*;
さて、J.W.Black Guitars ですが、
日本の工房で製作されたシリーズとJ.W.blackご本人が一人で製作したUSA製シリーズが存在します。
所有してみたかったのは、勿論J.W.blackご本人が自宅工房で一人組み上げたUSA製シリーズです。
月産5本程度だと書かれておりましたので、本当にお一人で製作されているのでしょうね。5本でも多い様に思いますが、
日本製シリーズには型番の間にJとかJPという文字が入っております。
今回手に入れたのはJWB-S というモデルで、1954年製フェンダーストラトの仕様を多く取り入れたモデルです。
その為ボディー材はライトアッシュ1P ネック材、指板材はメイプルとなっています。
ネック材のグリップ部の木目はこれまで見たこともない様な木目です。
木じゃないみたいです。
指板材にはバーズアイが綺麗に出ております。
(このネックは狂いを少なくする理由からだと思いますが、貼りメイプル仕様です)
グリップ感は、これまでのどのギターよりもフィット感があります。これだけでもビルダーとしての実力が分かります。
グリップ形状はVintage ’54 Shape となっておりましたので、Vシェイプがきつめなのかな?と勝手に想像しておりましたが、限りなくCシェイプに近い形状でしっかりした肉付き感が絶妙です。
ネックサイドの処理も抜かりなく、この辺の作業の丁寧さはTom Andersonに近い印象です。フレットの打ち込みには「力」を感じます。サイド処理は極自然な感じです。
フレットもVintageタイプの物が打たれていますが、指板のRは9.5インチとやや平らです。
到着後、躊躇なくバラバラに・・・
ネックのジョイント部は、J.W.black氏が何度も何度も少しずつ削りながら合わせて、という作業を繰り返した形跡がハッキリと分かります。
このジョイント精度はSuhrに通ずるものがあり、木ネジを外しても、ネックをボディーから完全に外すまで、結構大変で、時間が掛かります。
Suhrはこの時に簡単に塗装が欠ける場合が多いです。実用性は完全無視!タイト過ぎるんですよ(^◇^)
勿論ジョイント部に塗装が分厚く乗ってしまっているといった事もありません。
J.W.black氏がインタビューで言われていた事の中で、「ネックのジョイント部のネジに余裕がないといけない・・」みたいなのがあったのですが、
バラしてみて、少しびっくりしたのが、ボディー側の木ネジを通す穴が結構大き目に開けられていた事です。殆ど抵抗なく木ネジが奥まで入って行く感じでした。
これって、もしかして、良音にするための大きなヒントなのでは!?ビルダーのどなかた!違いを確認して教えてください!!
配線も力強さがありますね(^O^)/
何と!コンデンサーはハムバッカーに良く使う0.022μFという容量の物。
アンプにつないで弾いた時に、明らかにポット、コンデンサーでサウンドを整えている事が分かります。
ポットは250kΩかな?500kΩとか使ってる可能性がありますが、測定し忘れました。。。(>_<)
トーンはフロント用とミドル、リア用になります。
ボディーのザグリは標準的なものです。
フロントpuザグリ内に刻印あり。
ピックガード裏には、「Thank you!」と刻まれています。
こんな素晴らしいギターを製作してくださって、こっちがサンキューですけどね・・・(*´з`)
今回のモデルは「Soft Aged」となっておりましたが、塗装のクラックは結構なレリック具合なんです。
ボディーはこれ程のレリック加工なのですが、操作性に大きく関係するネック部は一切レリック加工されておりません。
この辺の設定にもシビれますよね~~~。
操作性とサウンドをとことん突き詰めた仕様です。
その他、ちょっとしたこだわりを見られるのが、スプリングハンガー下に貼られたクッション材です。
スプリングは3本掛けでした。
ダメ押しが、このアンティーク加工されたハードケースです。
音に関係ない部分にまでこだわって遊びをちりばめるなんて、
本当に良いものを作れるからこそ出来るんだと思います。
で、結局良い音なんですか??
そこですよね!
はい!これまで所有したどのギターよりも奥深い反応をしてくれます。
生鳴りも木がしっかり鳴っているアコースティック感あふれるものです。
弦のゲージは09-42という細いものを張りましたが、10-46よりもむしろ自由に鳴ります。
この09-42を張った時の豊かな鳴りはTom Andersonと共通しています。この点、Suhrの方がゲージの細さに敏感に反応して音質も細くなってしまう感じでした。(Suhrでもテレキャスターの場合はこの細さは感じ難いです。)
アンプからの出音ですが、これもJ.W.blackのバランス感覚の良さを感じます。
ここ最近フルアップトーンに凝って、手持ちのギターの殆どをフルアップトーン仕様に変更しましたが、優れたシングルコイルはしっかりトーンコントロールで音色を整える事が出来ると分かりました。
これは先日別のギターに組み込んだ LINDY FRALIN ( リンディーフレーリン ) / REAL54 から学びました。
このJWS-Sに搭載されているシングルコイルピックアップJWB-JC-2 Vintage formver も同じ感覚で使用する事が出来ます。
「ボリューム、トーン共、どんな位置でも使える音が出る!」それを感じ取る事が出来ます。
SuhrやTom Anderson のややパワーを持たせたシングルコイルの中には、歪ませた時にそうなのですが、低音弦がややブーミーに感じて、クリアさに欠けるものが結構あります。
その点においてもこのJWB-JC-2 Vintage formver は絶品です。バイト感はあまり感じない大人しい特性なのですが、きちんとパワーがあるのに、歪ませてもブーミーにならないギリギリのパワー設定です。
LINDY FRALIN / REAL54を搭載してもまた面白い事になりそうです。
唯一このギターの仕様で気に入らなかったVintageタイプのフレットですが、この感触、サウンドを知ってしまうと、安易に左手のフィンがリングを楽にする為に大きなフレットを打つべきではないな!と思わずには居られません。きっとこのギターもジャンボフレットなどに打ち替えてしまうと、アコースティック感がかなりスポイルされる事でしょう。
すり減ってしまうまで、しばらくはVintageタイプのフレットを楽しむ事にいたしましょう。
次もVintageタイプを打ってしまうかもしれませんけど。いや、tallタイプのVintageかな???(笑)
◆結論!このギター、やはり化け物級のギターです!
正直この事実に少しホッとしました。
J.W.blackが製作したギターが何も感じさせてくれなかったら、エレキギターへの感心もかなりしぼんでしまった事でしょう。
ご本人がインタビューで言われておりましたが、
「他のハイエンドブランドギターよりも少しヴィンテージギター寄りに位置するハイエンドブランドがJ.W.black Guitarsです。」
これがこのブランドの全てを言い表していると思います。
Fender在籍時に製作されたストラトはかなり高価ですので、ブランドにこだわらずにもう少し安価でJ.W.blackを体感してみたいとおっしゃる方には超お勧めです。
あのBill frisell はJ.W.black Guitarsのテレキャスターを弾かれていますよ。
以下の動画なんて本当に素晴らしい演奏です。
(YouTubeページが開きます。)
https://youtu.be/f1UA9HQlkOc
今回も最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。
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今後は完全オリジナルなギター解説動画は全て KOTA MUSICプレミアムチャンネルにて配信いたします。 以下のバナーをクリックして、プレミアムチャンネルの本気をご確認ください。 https://kotamusic.com/premium/■私いつもYouTube動画撮影時に使用しているアンプはBOSS JS-10になります。
サウンドハウスでBOSS JS-10を確認する
■私が現在使用しているピックはD'Andrea ( ダンドレア ) / RADEX RDX551 1.25になります。
RADEXピックをサウンドハウスでチェック!
■私がいつも使っている弦はこちらです。DADDARIO ( ダダリオ ) / EXL120+ XL
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■本気の録音作業ではKemper Profiling Amplifier ( ケンパープロファイリングアンプリファイヤー ) も使います。
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■メインギターSuhrストラトに搭載しているブースターEMG SPC
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■私が使用している譜面制作ソフト「Finale」(フィナーレ)
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ピノキオの曲だ。
僕も自分で編んで弾いて投稿しましたよ。
女房との二重奏だけど。
KOTA先生も弾いて投稿してたような・・
思い違いかな?
エレキギターの話
楽しく拝読しております。
なぎさんこんにちは。
「When You Wish Upon A Star」二重奏良い感じですね。
Bill Frisellさんの「星に願いを」は好きです。
次にどんな和音を弾くかとかまでその場の空気で変えているのが良く分かります。
他人を幸せにしてくれる演奏です。
当方もかなり前に弾いてアップしてましたね。
ただ間違わない様に弾いてるだけですけどね。
ギターは難しいですね。