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当方のIbanez RGには アイバニーズオリジナルの

Edge-Zero II tremolo

というトレモロシステムが搭載されておりますが、

このユニットには

「ゼロ・ポイント・システム」

という機構が搭載されております。

これ一体どういうシステムなのか簡単に分かり易く説明してみます。

以下が裏ぶたを開けた時に現れるシステムの全貌です。

(左がネック側、右がボディーエンド側になります。)

凄いボディーのザグリ体積です。このザグリのお陰で、少しセミホローっぽい鳴りがするんですよ。

ちょっと笑ってしまいますが・・・

ゼロ・ポイント・システム

1が中央の2本のスプリングの張りを調節するホイールです。

手で回す事が出来ます。

2が、このシステムの要となるストッパーの役目をするバーです。

このバーはこの位置で止まる様になっており、右のボディーエンド側にはフリーで動く様になっています。

3はブリッジ本体に付いているブロックです。サイズは小さいですが、これが本来のトレモロブロックの役目をします。

通常は2のバーと3のトレモロブロックが接した状態で安定する様になっております。

 

で、アームをアップさせると以下の様な動きになります。

ゼロ・ポイント・システム

3のトレモロブロックのみがネック側に移動し、 赤線で記した様に、2のバーから離れて行きます。

スプリングは中央の2本だけが縮むかたちになります。

2のバーは動きませんので、バーに掛かっているスプリングは変化しません。

 

次にアームダウンさせた時は以下の感じです。

ゼロ・ポイント・システム

3のトレモロブロックと2のバーが一緒にボディーエンド側に動くかたちになります。

当然内外4本のスプリングを伸ばす力が必要ですので、通常のフロイドローズよりもややタッチが重くなります。

 

で、2のストップバーは以下の様に手で簡単に外せます。

ゼロ・ポイント・システム

この様にバーを外してしまえば、普通のフローティングさせたフロイドローズと同じタッチで使用する事が出来ます。

 

さて大体の動きはお分かり頂けたと思いますが、

このシステムのメリットとデメリットが気になりますよね。

まずメリット。

■メリット1・バーとトレモロブロックが接した状態(ゼロポイント)では非常にブリッジ本体が安定しています。

ですから、フローティングさせたフロイドローズの様に、指弾きで強く弦を弾いた場合でも音が簡単に震える様な事はありません。

■メリット2・スプリングの張りの調整の仕方によっては、チョーキング時のブリッジの浮きをかなり抑える事が出来たり、弦が切れた時のブリッジの動きを押さえる事が出来ます。

 

これ微妙なのですが、中央のスプリングを強めに張ると、

当然チョーキング時のブリッジの浮きを防ぐ事が出来ますが、

スプリングの張りを強くすればする程、弦が切れた時のブリッジの動きは大きくなります。

これは当然ですよね、スプリングの引っ張りを強くするとそうなります。

逆に中央スプリングの張りを最弱まで緩めると、弦が切れた時のブリッジの動きは抑えられますが、

当然チョーキング時のブリッジの浮きは大きくなります。結局、この点はどちらを重視したスプリングの張りにするのか自分で決めないといけません。

■メリット3・中立の位置で安定するので、弦の交換やチューニング(オクターブチューニングも含む)が大変楽になります。

 

ではデメリット。

■デメリット1・ブリッジが適正の位置(ゼロポイント)で安定するので、

フローティングさせたユニットの様にゼロポイントからスムーズに、

滑らかに、つなぎ目なくアームの上げ下げをする事が出来ません。

ダウン方向だけしか動かさない場合やアップ方向にしか動かさない場合は

全く問題ありませんが、中立の状態を境にダウン、アップを滑らかにしたいと思っても、

嫌でも中立の場所で安定しようとするので、ダウン-中立-アップの動きがとてもぎこちなくなるのです。

■デメリット2・これは期待し過ぎたという事なので、デメリットではないのですが、

どんなにきちんと調整しても、やはり弦が切れるとチューニングは狂います。

1弦だけならまだましですが、太めの弦が切れた時はそのまま曲を最後まで弾き切るのは

かなり無理があると思います。

6弦のみ1音下げるくらいなら調整次第で可能になるかもしれませんが、

使用感を考えると微妙なところかもしれないです。

あと、使いやすいセッティングにした場合、チョーキング時のブリッジの浮きも完全に抑える事はまず無理です。

 

という事で、Ibanezの

「ゼロ・ポイント・システム」

について実際に使って感じた事を好き勝手に書きましたが、

このシステムの事が気になっている方にはお役立て頂ける情報だと思います。

あくまでも当方の主観ですので、参考までにして下さい。

最終的な当方はこのシステムについての感想ですが、

「十分存在価値のあるシステム!」

という感想です。これを形にして販売したIbanezには感心します。

とにかくブリッジが中立状態で安定するという事が、これ程の安心感を生むとは想像しておりませんでした。

鳴りに関してもそうですね。

ボディーにベタ付けしているフロイドローズの様な安定感があるのに

アームアップも可能!というイメージが一番近い感じかもしれないです。

 

とにかく気になる方は是非一度試奏される事をお勧め致します。

 

ただし、しっかり調整してくれる楽器店でないと意味がないですよ。

かなり前に同システム搭載のIbanezを試奏させて頂いた楽器店では

フローティング状態になったままで渡されましたのでね。。。

まぁ贅沢は言えませんね。楽器店には感謝です。

 

 

今回も最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。

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