■生徒さんのG&L Tribute S-500調整させて頂きました。

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本日、生徒さんがお持ちの

G&L Tribute S-500

各部調整させて頂きました。

G&Lのギターはこれまで全く弾いた事が無かったのですが、

今回じっくり確認する事が出来ました。ありがとうございます。

G&Lの中にはUSA製の物とそれ以外の国で生産された物が存在します。

（PREMIUMシリーズという日本製の物もあります。）

今回調整しましたTribute S-500

はインドネシアで生産されているのですが、

しっかりUSA製と同じマイクを搭載しており、

ハイコストパフォーマンスモデルと言えます。

まず持った印象ですが、想像と違い、非常にズッシリした重さです。

個体差は勿論あると思いますが、3キロ後半くらいはあるかもしれません。

しかしこの重さが良い剛性感を生み出しておりまして、

生の鳴りもガツンッ！と芯のあるしっかりとしたもので好感が持てました。

ネックのグリップも薄い感じではなく、しっかりとしたグリップ。

幅も細い感じはなく、当方には丁度良い感じです。

フレットは太めの物で、弦を押さえるのに余計な力が要らず、非常に弾き易いです。

次はアンプにつないでの試奏ですが、

これもイメージとはちょっと違っておりまして、

かなり正統派のシングルコイル寄りの音色でした。

見た目からイメージしていたのは、もっとパワフルな太い音でしたが、

非常に良い塩梅のパワー感でした。絶妙です。

あと特殊なのがコントロールです。

３コのコントロールノブは上からボリューム、ハイカット用ノブ、ローカット用ノブになっており、

真ん中のノブはスイッチにもなっており、引っ張ると、３個のピックアップ全て鳴らす事も可能で、

PUセレクターをフロントかリアの位置にして引っ張ると、フロントとリアが同時に鳴ります。

これはかなりテレキャスターっぽい音で、パキッ！としたカッティングも楽しめます。

ハイカット用、ローカット用ツマミも普通のトーンコントロールとは効き方がやや異なり、

きちんとハイカット、ローカットが分かり易く変化しますので、

かなり細かい音作りが出来る印象を受けました。

使えるコントロールですよ。

あと気になったのはブリッジですね。

このユニット、基本的にフローティング状態のセッティングしか出来ません。

ダウン側にもアップ側にもかなりサグリスペースに余裕があるので、

ボディーに密着させようとすると、厚めのスペーサーが必要です。

一度、このギター、フローティングしない状態で試したいです。

常にフローティングというのは、アームを使わない方にとってはちょっと使いにくいところだと思います。

当方は良く使うので、問題ないですが、、、

結構ヤフオクなどにも比較的安価で出品されている機種でしたので、

かなり気になっていたのですが、

これは価格を考えると、かなりお勧め出来るギターですよ。

特にしっかりした、ガッチリしたギターが好みなら、超お勧めです。

結構この辺りの価格帯の物は材が軟弱で軽くて優しいイメージのギターが多いですが、

この骨太感は好感が持てました。

G&L、是非USA製の物も弾いてみたいです。

この生徒さんのTribute S-500は

ネックが逆反りになっていたので、調整し、

ナットの溝も少し修正、弦高調整、オクターブ調整等を行いまして

ほぼ完調となりましたよ！

これで気持ち良く弾ける状態になりました。

本当にギターの調整は練習と同じくらい大事ですよ！！

皆さんも新しいギターを買う前に

ます今手元にあるギターをきとんと調整してあげて下さい。

今回も最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。

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