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トレモロユニットの安定化を図る為の有名なアイテムとしては
ESP のARMING ADJUSTER(アーミングアジャスター)があります。
トレモロブロックをよりしっかりと中立に保つ事が出来ますので、
非常に重宝するアイテムなのですが、
完全にブロックを固定させる事は出来ないので、
どんなに上手く調整してもやはりチョーキング時には
ユニット全体が少しは動いてしまいます。
そうなると、複数弦を使ったユニゾンチョーキングなどのチョーキングプレイの時は
正確な音程での演奏など、至難の業です。
ブルースなどのルーズな感じを楽しむジャンルの場合はそれでも何とか誤魔化せますが
きちんとした音程で演奏したい場合は、かなりストレスが溜まります。
その点、当方が使用しております
TREMOL-NO システムはネジを締め込んでロッドを固定すると完全にブロックがロックされますので、
ストラトでも、レスポールやテレキャスター並のチューニングの安定感でプレイする事が出来るのです。
ただ、このTREMOL-NO システム、異常に初期の調整が面倒です。
少しでもズレがあると、使いものにならないくらい抵抗になり、
アーミング後のチューニングの狂いが酷くなるのです。
そこで、今回はこのTREMOL-NO システムの調整の仕方を簡単に解説してみます。
まず、用意するものとしては、各可動部に塗布する為の潤滑剤です。
当方はMUSIC NOMAD 社の「TUNE-IT」 という商品を使用しております。
このTUNE-ITは金属部だけではなくて、ナットの溝などにも塗布して使用可能ですので、
ギターに使う潤滑剤としては万能です。
ある程度の粘度を持った半透明のジェルなのですが、
作業性は良いです。ロッドが付属しており、ナット溝などにも簡単に塗れます。
石油・シリコン不使用ですので、デリケートなギターにも安心です。
これをユニットのロッド部分などの可動部(写真青丸部分など)にまんべんなく塗ります。
(潤滑の性能だけを考えると、Freedom Custom Guitar ResearchのSilicone Grease/SP-P-08もお勧めです。もう1本のギターにはこれを使用しています。)
で、TREMOL-NO システムですが、以下の様なパーツ構成になっております。
当方が使っているのは、TREMOL-NO のLarge Clampというモデルです。
その他にSmall ClampとPin Typeがあります。もう一台のギターにはPin Typeを使用しておりますが、どちらも快適に使用できております。
調整のし易さからすると、PinよりClampタイプの方が自由度が大きく良い感じです。
Pinタイプはスプリングを掛ける穴にピンを差しますので、横方向に移動出来ないのです。
これは細かい調整をするには不利な場合があると思います。
上の写真の様にセットするまでは簡単に出来ますが、
ここからが結構大変です。
大変と言っても、何も難しい事をするのではなく、
とにかくTREMOL-NOのロッド部の伸縮時に抵抗を感じなくなるまで
徹底的に調整を追い込む必要があるのです。
(そういう調整が面倒臭いと思う方には向かないパーツです。)
まず、トレモロブロックを挟み込んでいるクランプ(1の赤丸部分)も一度にしっかりと締め込まずに
仮の状態として外れない程度に軽めに固定させます。少しグラつく感じでOKです。
そして、ボディーにねじ込んでいる木ネジ2本も左右のねじ込み方が少しでもズレると
スプリングアンカー自体が傾いてしまい、結局ロッドも斜めになります。
これ、とにかく少しでもロッドが傾くと、アーミング時に「ジャリ・・・」という嫌な抵抗を感じます。
そうすると、アームアップなどしようものなら全く中立の状態に戻ってくれません。
まずは、ロッドの角度を目視確認しながら、常にアームを稼働させながら、
抵抗を感じなくなる様に木ネジを調整してください。
(抵抗を感じなくなる程に調整してやると、クリケット奏法も少しは決まる様になりますが、やはり装着していない状態の様には出来ません。)
そして、今度はやはりアーミングを頻繁に行いながら、トレモロブロックを挟み込んでいるクランプ(1の赤丸部分)を少ししっかりと固定します。
ピンタイプよりもクランプで挟み込むタイプの方が有利なのはこの作業の時です。
クランプでしたら、1弦側、6弦側に移動が効きますので、より抵抗が無い様に好きな位置で固定が出来ます。
ですから、ピンタイプの場合は、クランプタイプよりも、固定ネジの締め込みを少しルーズにする方が賢明です。
完全に遊びを無くすと、調整を困難にさせます。
クランプをややしっかりと固定した後に、またアーミングをして抵抗を確かめます。
クランプをしっかり固定した事で抵抗が増えていたら、またボディーにねじ込んでいる木ネジ2本を微調整したり、クランプをもう一度緩めて、位置を調整します。
要は、こういう工程をひたすら繰り返しながら完璧な状態に追い込んで行くのです。(@_@)
で、これポイントですが、木ネジとスプリングアンカーを固定する為の2個のイモネジ(2の赤丸部分)は当方締め込まずに、フリーにしています。
このイモネジを締め込んでしっかり固定させると、途端に調整が難しくなります。イモネジを締め込むと
どうしてもスプリングアンカーが動くからなんです。そりゃ、凸凹の木ネジにイモネジを喰い込ませるので、スプリングアンカーは動きますよね。そうすると、もう調整が収拾がつかなくなります。
調整を追い込む覚悟は出来ている!と思われる方は、このイモネジを締め込んでの調整にも挑戦してみてください。
当方は挫折しました・・・
しかし、このイモネジを締めなくても、スプリングアンカーが動いてしまう事はまずありませんので、この部分はフリーな状態にする事をお勧めいたします。
さて、簡単にTREMOL-NO ユニットの調整の仕方を解説してみましたが、
装着前にもう嫌になった方、居ますよね!???
そう、きちんとマメにギターのコンディションをチェック出来る方でないと
ストレスが溜まるだけのパーツになると思います。
その辺をきちんと分かった上で装着してください。
新品で買うと1万円近くしますのでねぇ~~~。
今回装着したTREMOL-NO、実はJames Tylerのストラトを買った時に、
たまたま前オーナーが装着していた物なのです。
当方、シンクロナイズドトレモロには限りなく自由な動きを求めていて付けたく無かった為、外してストックしていたのです。
でもきちんと装着できれば1万円の価値は十分にあると思います。
この度も最後までお読みいただきまして有難うございました。
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