■糸巻きの軸の高さを変えられるGOTOH マグナムロックのシャフトの高さの変え方。

投稿日 : 2015年8月28日 | カテゴリー : その他ギターネタ

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私はギターのペグですが、
GOTOHの　SD91 H.A.P-M　というモデルを使用しています。

弦は穴に通して巻き上げていくだけでロックされますし、
各弦の糸巻きシャフトの高さを無段階に変更可能です。
H.A.P.システムという機構です。

やはりこういうパーツ関係は日本製が素晴らしいですね。
機能、作り共非常にレベルが高いと思います。

さてこのH.A.P.システムとマグナムロックの２つの機構が搭載されたペグですが、
シャフトの高さの変え方を知らないと、直観だけで作業をしても
なかなか難しいのです。
そこで、詳しく解説しておきます。

■作業１：まず、シャフトがロックされた状態で、一度シャフトのトップをマイナスドライバーで
少しだけ強く締め込みます。

■作業２：そして、裏の穴に1.5mmの六角レンチを突っ込みまして、
「時計回り！！」に回して、ロックを解除します。
この「時計回り！！」を間違わない様にして下さい。
普通は時計と逆回りかと思いますが、逆です！！！
長い間ロックを解除していなかった場合は、かなり固いです。
ですから使用する六角レンチも、新しい物が良いでしょう。
角が丸くなり掛けている物を使うと舐めてしまう可能性があります。
レンチに力を入れて行くと、「コキっ！」と緩みますので、
これでシャフトの高さ調整のロック解除になります。

■作業３：後は、シャフトのトップ回して好みの高さにします。
この時に、弦を通す穴を覗いて、ロック棒がシャフトトップに付いてきていない場合は、
もう一度、ロックし、作業１でやった様にトップを強く締め付ける必要があります。
中のロック棒がついて来ないと高さの変更は出来ませんので、注意です！

■作業４：好みの高さになったら、裏の穴に再度六角レンチを差し、
今度は時計と反対方向に回し、ロックして完成です。

ちなみに６弦でも以下の画像くらいシャフトを下げる事が出来ます。

一番上げた状態が以下の感じです。

１弦は下げる方向に大きく下がる様になっており、
以下の様にブッシュギリギリまで下げる事が可能です。
これだけ下がっても１，２弦はストリングガイドは付けます。
１，２弦の開放弦を強く弾いた時の音質の安定感を考えると
やはり欲しくなります。

当方、別のギターにてSPERZEL ( スパーゼル/シュパーゼル？ ) / の
GTR TRIM LOCK CHROMEも使っておりますが、
このGOTOHのマグナムロックを使ってしまうと
全部GOTOHに替えたいというのが正直なところです。
ギア比も使いやすいですし、シャフトの高さは無段階調整可能ですからね。
製品のバラつきも少ない様ですし、
どういう訳か最近　SPERZELの品質のバラつきについて書かれている方が
居られますね。
気になるところです。

本日、バドゥークストラトのネックを替えたのですが、
そちらにこのマグナムロックペグを移植する予定です。
先程、サウンドハウスさんで、コンバージョンブッシュを注文しました。

ネック交換とペグ移植に関しては、また後日報告致します。

作業をご自分でされる場合は、お決まりですが自己責任でお願い致します。
当方の作業工程はあくまでも参考まででお願い致します。

今回も最後までお読み頂き有難うございました。

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