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2015年11月15日に行って参りました、サウンドメッセ2015 in OSAKA

会場に入りまして、まず目に入ったのが、

富山の「Blue guitars」さんのブースでした。

で、特に気になったのが、

「SAITO GUITARS」

のマルチスケール(ファンフレットシステム)のエレキギターです。

それがこれなんですが、

SAITO GUITARS

フレットのご注目下さい!

決して写真が歪んでいる訳ではなくて、

こんなフレットの打ち方なんですよ。

詳細は「SAITO GUITARS」 のHPでご確認下さい。

1弦が通常のストラトキャスターと同じスケールの25.5インチ(約648mm)でして

6弦は何と!27インチ(約686mm)になっております。

ローポジションはこの傾きですので、

普通に1~6弦を人差し指でセーハするコードを押さえると、

かなり視覚的には違和感を感じるのですが、

特に弾くにあたって弾き辛いという感じは想像よりも少なく、

物凄く自然に弾けます。

SAITO GUITARS

ブリッジもご覧頂けると分かりますが、

このマルチスケール(ファンフレットシステム)に合わせて、削り出された一体型なんですよね。

Ibanezのマルチスケール(ファンフレットシステム)ギターは、1弦、1弦独立したブリッジ使用ですので、

それに比べるとかなり手が込んだ製造手法です。

 

で、マルチスケール(ファンフレットシステム)の利点は、低音弦がロングスケールになる事で、

半音下げチューニングやドロップD(dropD)など、

ダウンチューニングした場合でも、低音弦のテンションが必要以上に弱くならず、

しっかりとした音程感が得られるという事です。

当方も6弦のみDまで下げて力強くリフを弾いてみましたが、

通常のスケールだと「ビヨォ~~~~ン・・・」と

間延びした感じになりがちな6弦が、このマルチスケールのギターですと

通常のストラトのレギュラーチューニング並のテンション感が得られます。

 

その上、このギターの凄さは、マルチスケール(ファンフレットシステム)を抜きにしても

ギターとしてのレベルが非常に高いという事です。

それはピッキングをした瞬間に分かります。

音の立ち上がりが速く、1音、1音の粒立ちも素晴らしいです。

ボディーなどの成形は出来る限り機械で行い、

省ける手間は出来る限り省き、なるべく低価格で流通させる!

といったコンセプトもある様で、

確かに、ボディー、ネック等のエッジ処理などが素っ気ない感じがするのですが、

演奏に関する部分の処理のレベルが非常に高いので、

何のストレスもなく演奏する事が出来ます。

ただ、全てオールハンドメイドの上級シリーズもあると良いなぁ~~とは

正直思いました。

このギターは手元に置いてしばらく弾いてみたいです。

皆様もどこかにショップに置いてあったら、是非試奏してみて下さい。

こればかりは実際に弾いてみないと分からない部分が多いと思います。

 

で、このBLUE GUITARSのブースで対応して下さった方の

ギターの上手さの半端なさも印象に残っております。

「Style-N Nishgaki Guitars」でジャジィーなフレーズを弾いて頂けたのですが、

それはそれはお上手でした。

自分もちょっとはこういうの弾けないとなぁ~~と反省してしまいました。

まぁこれからやりたい事が沢山あって、それは幸せではありますがね、、、(/・ω・)/

 

という事でレポートパート1は「SAITO GUITARS」

をご紹介致しました。

 

次回はTONE BLUEさんのHYBRID-Tのレポートにしますか。

 

今回も最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。

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