KOTA MUSIC遂に!新しい領域へ!

今後は完全オリジナルなギター解説動画は全て KOTA MUSICプレミアムチャンネルにて配信いたします。 以下のバナーをクリックして、プレミアムチャンネルの本気をご確認ください。 https://kotamusic.com/premium/ KOTA MUSICプレミアムチャンネル

楽譜・TAB譜作成!新サービス開始!

音源や動画などから世の中に存在しないギター譜・TAB譜制作いたします。
以下のバナーをクリックして、詳細をご確認ください。
https://kotamusic.com/premium/writing_a_musical_score/
楽譜・TAB譜作成新サービス開始

 

先日入手しましたJames Tyler USA Classicですが、

早速バラバラに分解し、各部観察してみました。

 

シリアルは500番台ですので、初期にかなり近いモデルだと思われます。

しかし正確なスペック等はショップ側も知らない様でしたので、

現在の正規代理店の「有限会社キタハラ楽器」さんに問い合わせしましたところ、

メールで本国に問い合わせしてもらえる事になり、現在回答待ちです。

何て!親切なディーラーさんでしょう。ギターだけではなくこういうところでも感動ですね。

 

で、下の写真ですが、ペグとヘッドの間にスペーサーが入っているの分かりますか?

これ、1弦に行く程厚くなっていて、糸巻きがのシャフトが1弦に行く程低くなる様になっているのです。

今でこそ、GOTOHなどシャフトの高さを変化させられるモデルがありますが、この当時は無かったのかもしれませんね。

いや、この部分で質量を稼ぎたかったのかもしれません。

james tyler usa classic

ネックを外してみましたが、まぁ良い材ですね。

最初はマットな感じの塗装だったと思いますが、使い込まれて少し艶が出ている感じがたまりません。

james tyler usa classic

バーズアイも至るところに出ています。

バーズアイは硬いメイプルにしか出ないと書いていたサイトを見た事がありますが、

本当でしょうかね。硬いから良いという事自体、自分で実験したわけではないので良く分かりませんが・・・

james tyler usa classic

 

で、ネックエンドを確認すると、「BRAD SHAW」と書かれているんですよね。

james tyler usa classic

「BRAD SHAW」ってどこかで聞いた事があったのですが、ネットで調べてみると、

スティーブ・ルカサー、マイケル・ランドゥー、スコット・ヘンダーソンなどのエフェクターボードなどを組んだエンジニアですよね!?

ルカサーとランドゥーはタイラーのギターを使ってましたし、何か関係のあるギターなのか???と思いましたが、

BRAD SHAW自身はギターを演奏出来ないみたいですし、まぁ関係ないでしょうね・・・

しかしワクワク、ゾクゾクするサインである事は確かです。

 

ネックシェイプが物凄く心配だったのですが、恐らくExtra Thin ’59 Shape に近い、

タイラーの中では比較的薄めのタイプだと思います。日本ではこのシェイプが一番人気があるみたいです。

最も懸念していたのが、ナット部の幅なんですが、通常モデルだと41.3mmが多く

それでは当方にとっては細過ぎです。。。

で、このモデル、手にとった瞬間にナット幅を実測してみたところ、42mmあったのです。

これなら問題なくローポジションも弾き易いです。実際に弦間も問題なくホッとしました。

この部分は0.1mmの違いでも分かりますよ!!

 

グリップはクセの無いCシェイプで、薄いのですが、Ibanezの様な極端な設定ではなく、

ハイポジションに行くにしたがって、しっかりしたシェイプになる為、

左手をしっかりホールドしてのフィンガリングが可能なのです。

タイラーはネックがとにかく良い!という評判は弾き込めば弾き込む程、納得できます。

 

ボディー裏のザグリは普通ですね。

しかし、何故ボディーだけこんなに日焼け、変色してしまっているのでしょうか・・・不思議です。

加工精度でびっくりしたのは、このトレモロブロックがボディーに密着するのと同時にボディー表面のトレモロユニットもボディーに密着するんですよね。

フローティングさせない場合は、この2点共がボディーに触れるので、振動の伝達性はかなり良いと思います。

james tyler usa classic

 

ボディーはかなり大き目のザグリです。

SSHでもHSHでも大丈夫ですね。Tylerの場合はSSHとかでもシングルとシングルの間にハムキャンセル用のコイルを忍ばせたりしますので、

これはそういうモデルにも使える様、共通した形状なのでしょうね。

james tyler usa classic

 

 

ピックアップには何の記載もありません。セイモアダンカンとかでしょうか?詳細不明です。

james tyler usa classic

 

やはりシングルコイルにはこのタイプのセラミックコンデンサが良い様に思います。

サーキットもいじっていない様に見えますね。

james tyler usa classic

 

ブリッジはWilkinson VSVGですね。

サドルが錆びて、1弦の鳴りに悪影響が出ておりましたので、たまたまストックしていた

GOTOHが扱っているWilkinson VSVGのサドルを転装いたしました。互換性はあるみたいです。全く問題なく交換完了!

james tyler usa classic vsvg wilkinson

 

メッキの種類が違うみたいで、色が違いますね。クロームとニッケルの違いかな??

james tyler usa classic vsvg

 

 

ジャックプレートを外すと奥にブルーな部分が出てきました。

最初はネックとボディーが別のギターかと思いましたが、そうではないのかも・・・

james tyler usa classic

ジャック部は何と錆び錆び・・・ショップではやはりオリジナルにこだわったのでしょうか・・・?

まぁ普通は交換ですよね。。。

james tyler usa classic

 

 

ネックジョイント部のネジ穴はJ.W.BLACKと同じで大き目、木ネジはスルスルと抵抗なく入ってしまいます。

これは温かい良い鳴りの条件なのだと勝手に思っています。

 

james tyler usa classic

 

 

一番驚いたのが、ネックジョイント部、、、

何???このスペーサーシムは????

外して確認すると、普通の厚紙・・・

こんな物、出荷時に装着しますかね・・・???

james tyler usa classic

 

という事で、このシムを取り外して、セッティングし直してみたのですが、

シムがあった状態で凄く良い!と思っていたサウンドなのですが、更に音の芯がハッキリして、明るい音になりました。

あらっ!!これが本当のTylerサウンドなのですね・・・やっぱりバラバラにしてみないと分かりませんよね。こういうのは・・・

で、ブリッジ部の加工精度も素晴らしかったのですが、このネックジョイント部の精度も素晴らしいものでした。

シムを取り去ってネックを組み込むと、ツバ出し22フレット部分が何と!ピックガードに密着するのです。

勿論ネックも隙間なく密着していて、この部分も密着しますので、密着度はかなり高くなります。

この辺が1弦、2弦などの高音弦がしっかり鳴る理由かもしれません。

でもシムが入っていた時にも十分鳴ってましたので、まぁここだけの事では間違いなくないですね。。。。(-_-メ)

 

で、ネックサイドの加工はそれ程タイトな感じでは無かったです。Suhrの様に簡単にネックが外れない・・・という感じではありません。

ただ、ボディー側の塗装は欠けていますので、ネック側の木が痩せたのかもしれません。

james tyler usa classic

 

と言う事で、James Tyler USA Classicをバラバラにしてみましたが、

各部のこだわりがバランス良く作用して、この極上サウンドが出来上がっているんだろうな・・・

と感じました。

 

そして非常に残念ではありますが、こういう深みのある味わい深い鳴りをしてくれる日本製のギターは正直弾いた事がないのです・・・

SuhrもTom Andersonもそういった深みみたいなものを必ず感じさせてくれるのですよ・・・

PRSにしてもUSA製は鳴りにそういう味わいがあります。

もしかしたら、日本のメーカーやビルダーはUSA製の様なギターを目指して作ろうとしていないのかもしれませんね。

 

とまぁこんな事を書いてはみましたが、じゃぁ当方はギター教室の生徒さんに

「絶対USAのブランドのギターにした方が良いよ!!」と強くすすめるのかというと

そのようなつもりは毛頭ございません。

そんなもん自分が弾きたいと思ったギターを弾けば良いのです。自由です。

ギターには色々な選ぶべき要素が沢山ありますし、

 

ギター選びで一番大事な事は

「最終的には自分で選ぶ!」という事です。

それで失敗したと思ってもそれは納得の行く失敗です。

他人に選んでもらって失敗した・・・と思ったら、それは納得できない大失敗になります。

この事はギター選びに限らず、まぁ人生全般において言える事ではないでしょうか・・・(>_<)

自分の人生は自分で決めて自分で舵を取る事が大事であって、それが幸せの基本だと思うのです。

 

少し話しが脱線しましたが、

もし、「先生はどんなギターを良いと思いますか?」と聞かれる事があったなら

その時に日本製のギターが頭の中に浮かぶ事はない、と言う事です。これは本音です。

 

今回紹介しましたJames Tyler USA Classicはこれからどんどん動画撮影時にも使用しますので、

そのサウンドは沢山聴いていただけると思いますが、

取りあえず、一番このギターを弾いて驚いた、

フロントPUのクリーントーンサウンドをテスト的に撮影してみました。

トーンを絞ったサウンドがもういつまでも弾いていたくなる程素晴らしいのです。

動画でその素晴らしさがどの程度伝わるかは分かりませんが、

こんなに深み、厚みのある温かいシングルコイルサウンドはこれまで体験した事がないです。

トーンをフルにすればご機嫌なシングルコイルサウンドなんですよ。

やはりピックアップだけ良い物を付けてもダメだという事がこのギターを弾けば分かります。

それではテスト動画ご覧ください。

ディストーションサウンドはこれまた凄いんですけど、それはまたの機会に・・・(‘◇’)ゞ

https://www.youtube.com/watch?v=5BOkWIT9SWg&t=0s&list=PLhuN7MW6fz4jTeJm18rPO1df4v37zy7uX&index=52

 

今回も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

当方、完全オリジナルのギター・ベース用の教則DVDを制作販売しております。
まずは各教則DVDのデモ演奏だけでもご覧ください。
KOTA MUSICのカラーがお分かり頂けるかと思います。
DVDのご紹介ページはこちら
https://kotamusic.com/guitarblog/index.php/products

ギター,教材,初心者,上達,上手くなる

ブログランキングに参加させて頂いております。
宜しければ以下のバナーをポチっとクリックお願い致します。

ギター ブログランキング

にほんブログ村 音楽ブログ ギターへ
にほんブログ村

 

当方のYouTubeチャンネルは以下になります。

https://www.youtube.com/user/kobekotamusic

youtube

 

 

 

KOTA MUSIC遂に!新しい領域へ!

今後は完全オリジナルなギター解説動画は全て KOTA MUSICプレミアムチャンネルにて配信いたします。 以下のバナーをクリックして、プレミアムチャンネルの本気をご確認ください。 https://kotamusic.com/premium/ KOTA MUSICプレミアムチャンネル
■私いつもYouTube動画撮影時に使用しているアンプはBOSS JS-10になります。
サウンドハウスでBOSS JS-10を確認する
サウンドハウスでBOSS JS-10を確認する

■私が現在使用しているピックはD'Andrea ( ダンドレア ) / RADEX RDX551 1.25になります。
RADEXピックをサウンドハウスでチェック!
RADEXピックをサウンドハウスでチェック!


■私がいつも使っている弦はこちらです。DADDARIO ( ダダリオ ) / EXL120+ XL
サウンドハウスでDADDARIO ( ダダリオ ) / EXL120+ XLをチェック
サウンドハウスでDADDARIO ( ダダリオ ) / EXL120+ XLをチェック

■本気の録音作業ではKemper Profiling Amplifier ( ケンパープロファイリングアンプリファイヤー ) も使います。
サウンドハウスでKemper Profiling Power Headをチェック!
サウンドハウスでKemper Profiling Power Headをチェック!

■メインギターSuhrストラトに搭載しているブースターEMG SPC
サウンドハウスでブースターEMG SPCをチェック!
サウンドハウスでブースターEMG SPCをチェック!


■私が使用している譜面制作ソフト「Finale」(フィナーレ)
サウンドハウスで楽譜制作ソフト「Finale」をチェック!
サウンドハウスで楽譜制作ソフト「Finale」をチェック!