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今回は先日ギター教室の生徒さんから質問があった
■ギターカッティング時の不必要なハーモニクス音の抑え方
について解説しました動画をアップしてみました。
ギターは何カ所かナチュラルハーモニクスが鳴り易いポイントがあります。
(ハーモニクス奏法自体を解説した動画はこちら)
5フレット、7フレット、12フレット辺りはかなり簡単にハーモニクス音が鳴ります。
このハーモニクス音、決めたい時に鳴らなくて、鳴って欲しくない時に鳴るものでして・・・(T_T)
特にカッティングの時など、鳴って欲しくないのに盛大に鳴ってしまう事がありますね。
で、先日ギター教室の生徒さんからもこの事に関する質問を受けたのです。
「ハーモニクス音が出易いフレットに指が掛かってしまう場合に、弦を押さえる力を緩めてブラッシング音を鳴らす時、不必要なハーモニクス音が鳴ってしまいます。」
といったご質問でした。
そうですね。確かに今回の動画の中でも解説しておりますが、E9のコードでカッティングをする場合などは5,3,2弦が7フレットになりますので、どうしてもブラッシングの時にハーモニクス音が出易いのです。
このハーモニクス音も狙いで大き目に鳴らす場合は全く問題ないですが、歯切れ良くリズミカルにカッティングしたい場合は結構邪魔になるんです。
まずハーモニクス音を鳴らさない様にするには以下の事がまず思い浮かぶと思います。
・鳴らしたくない弦を弾かない。
・ハーモニクスが鳴るポイントから指をズラす。
この2点だけでも上手くやれば不必要なハーモニクス音を抑える事は可能な場合が多いですが、
押さえるポジションや前後のコードチェンジによっては不十分な場合もあります。
そういった場合に、もう一つミュートする方法を知っておくとより多くの場面に対応できる様になります。
そのもう一つのミュートのやり方ですが、
当方の場合は、長年の間に自然にハーモニクス音が出ない様に弾ける様になっていたのです。
今回きちんと生徒さんに説明できる様に何故ハーモニクス音を鳴らさずにブラッシング出来るのか検証してみましたところやっぱり無意識で小技を決めていたのです。
結局ハーモニクスは普通に弦を押さえて実音を鳴らす場合と違って、弦全体が振動していないと鳴らない為、
弦を押さえるのに使っている指とナットまでの間の弦をミュートしてやれば、ハーモニクス音は鳴らないのです。
このミュートの小技、無意識にやっていたのですが、正直このご質問を頂いて、初めてこの事をハッキリ自分で認識しました。
この辺の事はやはり動画での実演を観ていただいた方が分かり易いですので、是非動画でご確認ください。
勿論ミュートに関しては、ポジションや指使いが変化するとやり方に工夫が必要ですが、
ハーモニクス音が鳴る仕組みをまずは把握しておきましょう。
それでは「ギターカッティング時の不必要なハーモニクス音の抑え方」を解説しました動画をご覧ください。
https://youtu.be/j9QmYDxRg-Q
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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