■ギター講師が考える。高いギターと安いギターの違いって！？

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良く生徒さんに、「どのくらいの価格のギターを買えば良いのですか？」という質問を受けます。

これ、答えなんてありません。

高ければ高いギター程、万人にとって素晴らしいギターなら良いのですが、

そうとは言えないからです。

ギター選びには様々な要素が有り過ぎて、価格だけで選ぶ事が出来ない！

と言っても良いかもしれません。

では一番気になる点「高いギターと安いギターの違いは！？」

という事ですが、

これもメーカーによっても品質にかなりの差があります。

また、楽器店で買う場合、入荷してからどの様な状態で展示されていたかによって

楽器の状態の良し悪しは大きく異なるんです。

でも高いギターって何が良いの！？

ってやっぱり聞きたくなりますよね？

あえて言うとすれば、各部の仕上げが違うと思います。

特に左手が触れるネック部分、特にフレットの両端部分の処理は

安価なギターの殆どはきちんと処理がされておらず、

酷い場合は、ネックからフレットがはみ出ていて、布でネックを拭いた際に

そのはみ出したフレットに布が引っかかるという場合もあります。

こういう状態のギターですと、当然指で触っても仕上げの荒さは分かりますし、

弾いていても心地よくないです。

こういう細かい処理は当然安価なギターでは出来ていないです。

まぁこれは弾き心地という部分になりますが、

音、音質に関してはどうでしょう・・・

音に関してまず重要なのは、音程が正確か！？という事です。

こればっかりは、実際に弾いてチューナーなどで確認してみないと分かりません。

ギターの場合は弾き方のクセで音程のずれ方も違いますので、

難しいところです。

またどのポジションを良く使うかで少々くるっていても、殆ど使わないポジションなら

気にならない事もあります。

正確だと思って買っても、ピアノと一緒に弾いてみたらどんなチューニングにしても

合わなかったなど。。。様々な事が起こります。

でもこの点はまず一人で弾いてみて気になる音のずれが発生していないかは重要です。

狂っていても調整可能な範囲なら勿論問題ありません。

あとは音質です。

これは一番価格と関係ないと思います。

あとアコギとエレキでも大きく違います。

エレキの場合は、ピックアップを替えるだけで音質も大きく変わりますし、

後からどうにでもなる部分も多いです。

アコギでマイクが付いていない場合は、生音が全てですので、

実際に色々弾き比べてみてしっくりくる物を選ぶのが良いですが、

音質が価格に完全に比例している事はありません。

また音質の好みも人それぞれですので、難しいところです。

という感じで、幾ら以上のギターを買えば間違いない！という様な事は絶対に言えません。

安価なギターでも雰囲気や持った感じが気に入れば、

手に入れてから、フレットなど細かいところをプロに頼んで調整、処理してもらうのも良いと思います。

ナット、サドル、マイクなどなどパーツを替えるだけでギターは激変する事がありますので、

その事は頭に入れて置く必要があるかもしれません。

ちなみに当方がメインで使っているエレキギターは

35,000円で中古で手に入れた物で、メーカーも定価も分からない物でした。

そのギターのネックを中古のフェンダーＪの物に替えて、

自分でフレットを打ち替え、上手くいかなかったところはプロに修正してもらいました。

マイクも全て中古で手に入れた物に替えて、配線等も自分で行いました。

ここまで手を入れたのはやはり最初に手に持った時の感触とか

弾いた時のアタック感みたいな物が別のギターでは味わえない感じだったからです。

とにかく、今ではTOM ANDERSONとかSuhrとかJAMES TYLERとか弾いても何とも思わないですからね・・・

綺麗なのは思わず欲しくなりますが、弾かないギターは持ちたくないので、

踏みとどまっています。

と脱線しましたが、予算がそれほど無いという場合でもその範囲内で

とにかく沢山のギターを弾かせてもらう事をお勧めします。

20本、30本と弾いて行くうちに、持った瞬間にダメな感じは分かってくると思います。

そして、新品にこだわらないのなら、絶対に中古できっちり調整された物を狙うべきだと思います。

低い予算でも一気に選択範囲が広がりますからね。

あと高いギターを買ってしまい、傷をつけたくないので、
思い切って弾けないという方も居られます。
当方もこの感じですが・・・
これもどうかと思います。でも売る時の事を考えてしまって・・・
その気持ち分かりますが、
思いっ切り弾けないギターはやはりもったいないですね～～～。(-_-;)

まだまだ書き足りませんが、今回はこんなところにしておきます。

今回も最後までお読み頂きまして有難うございました。

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